2011年08月22日

空の驛舎第14回公演「under-ground」の試演会(ワークインプログレス)観劇(?)

空の驛舎第14回公演「under-ground」の試演会(ワークインプログレス)へ。 

精神科医と患者のやりとり。しばらくすると、別の人物が現れる。精神科医は白衣を次の人物に渡し、自身は患者となる。これを繰り替える。全体的に淡白な台詞まわしが印象的。淡白だからこそ、感情のない数パケットの情報の羅列から、そこにある痛みを必死に想像する。観劇側にものすごいエネルギーを要求する芝居だと感じた。エネルギーをかけて観劇しなければ、いくつかの仕掛けや人物の葛藤がひととき楽しませてくれるだけ。エネルギーをかけて観劇すると、今の自分(特に、劇作家なぞやってるもんだから)に、「お前はどうすんねん!」といった、でかい課題が突きつけられる。なんで、わざわざこんなものをつきつけられるために、観に行くのだろう・・・と、思わないでもないけれど、それが僕にとっての観劇のひとつの醍醐味でもある。 

3.11以後、音楽も演劇も、その創作活動の価値や意味が変容せざるをえないであろう・・・といった、作品についての言葉。僕自身は、3.11前後で、世の中のわからなさ、何かを描くことに対する覚悟は、変わっていない気がする。真面目にやってるつもりが、きわめて不謹慎、不感症の人間なのかと、不安になる。でも、この作品を観て、・・・やはり、少し変わっているのかもしれない。と、すこし自覚させられた。何が、といわれると、モゴモゴするけど。 

ワークインプログレスってのは、初めて知りました。 
先日公演でお世話になったbagdad cage'の泉さんに教えてもらうまでは、知らなかった。面白い試みだと思う。観客の瞬間の生の反応を感じて、終演後の整理された反応を見て、作品はより洗練されると思う。特に、今回の作品は、これを経る事の価値は大きいのかなぁと。勝手ながら僭越ながら思う次第でございます。 

9月の公演が凄く待ち遠しい。 


posted by みなみで at 04:36| 大阪 ☁| Comment(0) | 芝居のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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